投資商品を通じてインデックスにアクセス

インデックス連動型の投資商品がパッシブ運用を可能に

インデックス連動型の投資商品には様々な形態があり、以下はその一例です

インデックス連動型商品の誕生

1976年8月31日、投資の世界では歴史を塗り替えた画期的な変化が起こりました。

この日のイベントになじみのない方も多いかもしれませんが、あなたがインデックス連動型のミューチュアル・ファンド、ETF、またはその他のインデックス連動型投資商品をお持ちなら、きっと感動を覚えるでしょう。1976年8月31日は、「バンガードS&P 500®」というインデックス連動型ミューチュアル・ファンドが初めて市場に登場し、投資の未来を変えた日となりました。

バンガードS&P 500®が設定されるまで、アクティブ運用のファンド・マネージャーがポートフォリオのパフォーマンスを測定するツールとして、S&P 500指数やダウ平均が市場のベンチマークの役割を果たしましたが、実行可能な投資判断の基盤とはなりませんでした。

今日、商業銀行、保険会社、ETFプロバイダー、オプションおよび先物取引所などが数万ものインデックス連動型投資商品を開発・商品化し、株式、債券、コモディティ、そしてそれ以外の種類のインデックスのリターン獲得を目指す、増え続ける需要への対応を追求しています。取り扱われる商品は、発行体だけでなく、投資目的、商品構造、当該商品が提供するインデックスのリターンへのアクセスなどの点で違いがあります。

ETFとインデックス連動型ミューチュアル・ファンド

ETFとインデックス連動型ミューチュアル・ファンドは、事実上インデックス投資と同義語になっています。

これらの商品はいたるところで投資が可能で、容易に売買ができ(優れた流動性)、様々な投資目標に合致するよう設計されています。ファンドの発行体は金融サービス会社で、時にスポンサーと呼ばれることがあります。そのうち一部の企業はETFまたはミューチュアル・ファンドに集中して組成を行いますが、両方の商品を扱う企業もあります。

インデックス連動型のミューチュアル・ファンドは、ETFよりも市場における売買期間が約2倍長いですが、目下のところETFの数はインデックス連動型ファンドの約2倍に上ります。また、ETFの半数以上がS&Pダウ・ジョーンズのインデックスに連動したものです。米国で始まったETFの急速な拡大は、今日では世界中に及んでいます。

広範な市場に対するエクスポージャーをさらに超えて、ETFは現在、アクティブ運用のみが投資可能であった市場や投資戦略にアクセスするために用いられています。例えば、リスクを限定したり、高配当株式の価格に連動したり、さらには、市場のボラティリティを測定するインデックスに連動したETFに投資することも可能となっています。

各ETFとインデックス連動型ミューチュアル・ファンドには、特定の投資目的があります。この目的を達成するために、ファンドは通常、以下の3つのいずれかの方法でインデックスに基づいたポートフォリオを構築します。

大半のETFとインデックス連動型ミューチュアル・ファンドがこの手法を採用しています。通常、当該投資商品の構成比率をインデックスの構成比率と一致させます。

戦略的な理由がある場合、またはインデックスを構成する全ての証券を購入することができない場合、この手法が選択されます。例えば、数千もの証券の値動きを捕捉する場合、またはインデックスの構成銘柄に一部流動性が低いものが含まれる場合、インデックスを再現することが困難なことがあります。いずれの理由にせよ、このサンプル法で運用されるファンドのパフォーマンスは、完全な再現を図ったファンドと比較すると、インデックスとの乖離が大きくなることがあります。

この手法はインデックスと同等の投資リターンを提供しますが、ファンドの保有者はカウンターパーティーが義務を履行しないリスクにさらされます。清算機関を通じてスワップを清算する場合は、このカウンターパーティ・リスクは低減する傾向にあります。

ETFとインデックス連動型ミューチュアル・ファンドは基本的な類似点がいくつかあります。

    ETFとインデックス連動型ミューチュアル・ファンドの投資家は共に、ファンドの一部を保有していることを表す受益証券を保有し、ファンドのポートフォリオに組み入れられた個別の証券を保有することはありません。
  • ETFとインデックス連動型ミューチュアル・ファンドは、対象となる投資資産からのインカム(費用控除後)と、ポートフォリオを評価した際のキャピタル・ゲインを、保有割合に比例して受益証券の保有者に配分します。
  • ETFまたはインデックス連動型ミューチュアル・ファンドの目的は、連動させるインデックスのパフォーマンスを再現することです。例えば、対象となるインデックスの年間リターンが10%の場合、そのインデックスを対象とするETFまたはインデックス連動型ミューチュアル・ファンドの目標は、できる限り10%のリターンと一致させることにあります。もちろん、インデックス値が下落した場合は、ETFまたはインデックス連動型ミューチュアル・ファンドのリターンも同様に下落分を反映することになります。

同じインデックスに連動したミューチュアル・ファンドでも、実際の運用結果に差異が生じます。インデックス連動型ミューチュアル・ファンドの場合、この差異が生じる主な理由としては、手数料構造が挙げられます。つまり、手数料が高ければ、その分だけリターンが低下することになります。また、ファンドがポートフォリオの構築を全銘柄の組み入れによる複製ではなく、インデックス構成銘柄を抽出して運用した場合、または解約に備えて現金を保有していた場合、ファンドのリターンはインデックスから乖離します。

ETFについては、リターンの差異、またはトラッキング・エラー(対象ベンチマークとの乖離)として知られる現象は、手数料や当該商品が構築される方法から生じます。その中で、リターンに影響を及ぼす最も重要な構造的要因として、以下の事柄が挙げられます。

  • 配当金が再投資されるかどうか
  • 配当の再投資に際して証券会社が手数料を課金するか否か
  • ETFがデリバティブ、レバレッジ、その他の戦略を利用してリターンの向上または損失に対するヘッジを行っているかどうか

ETFがより多様な商品を提供し、より高い市場シェアを有することとは別に、ETFとインデックス連動型ミューチュアル・ファンドとの最も大きな違いは、売買方法と税効果にあります。

ETFは株式のように取引が可能なので、信用取引での買いや下落局面でも空売りが行えます。空売りは、ヘッジ目的を始めその他のリスク管理戦略として幅広く用いられています。例えば、投資家がある株式が有望と考えたものの、その銘柄が低調なセクターに属する場合、投資家は当該銘柄を購入する一方で、それが属するセクターに連動するETFを空売りすることもできます。インデックス連動型ミューチュアル・ファンドは株式のように取引することはできないため、ミューチュアル・ファンドを使ってこうした戦略を実行するのは困難でしょう。

税効果はもう一つの差別化要因です。投資家が売却を希望する場合、ETFはミューチュアル・ファンドと異なり、受益証券を解約しません。インデックス連動型ミューチュアル・ファンドは、解約分をカバーするため、必要に迫られれば、保有する資産を売却しなければなりませんが、ETFは一般的にこうした売却を行いません。強制的な売却によってキャピタル・ゲインが生じる場合がありますが、一部は短期的な利益に該当し、ミューチュアル・ファンド保有者の支払う税が増加することにつながる場合があります。

比較事項

ETFs

インデックス連動型ミューチュアル・ファンド

投資目的

インデックスのパフォーマンスを再現する

Rインデックスのパフォーマンスを再現する

分散効果

通常は高い分散効果が図られる

通常は高い分散効果が図られる

売買可能な頻度

1日の取引時間を通して時価で

1日1回、純資産価額の終値で

売買に関する特徴

信用取引での買いや空売りが可能

信用取引での買いや空売りは不可

経費率

低い

低い

さらに、ETF、インデックス連動型ミューチュアル・ファンドともに売買回転率は低いものの、特にインデックスが対象とする資産構成に変更があり、通常であればポートフォリオを更新する必要が生じた場合には、ETFの方がより高い税効果をもたらすことがあります。この理由として、通常はETFの受益証券が設定・解約される際に、運用会社と多くの認可を受けた参加者(以下、指定参加者。通常は主要金融機関)が繰り返し非課税の取引を行う、ETF独特のプロセスが挙げられます。

具体的には、指定参加者がETFの投資対象となる証券のバスケットを運用会社に引き渡し、代わりに受益証券を受け取ります。通常その口数は50,000です。それとは逆に、同数の受益証券を解約する代わりに証券のバスケットを受け取ることも可能です。解約が生じる度にETFの運用会社は、保有する中で最も費用がかからない証券の受け渡しを選択します。このことはETFのポートフォリオが更新される際に売却される証券が、他の証券との比較でより高い平均コストになることを意味します。その結果、ETFはインデックス連動型ミューチュアル・ファンドに比べて、受益証券の保有者に帰属するキャピタル・ゲインが低くなる場合があります。

ミューチュアル・ファンドとETFの重要な違いは、ミューチュアル・ファンドの受益証券が取引できるのは、NAV(純資産価額)の終値で1日1回のみである点です。NAVはインデックスに基づいて組成されたポートフォリオの時価総額から手数料や費用を控除した後、受益証券残高の口数で除した数値で決定されます。一方、ETFの受益証券は、1日を通して時価での売買が行えます。これにより、様々な投資目的に応えることが可能な汎用性を備えることになりますが、市場価格はNAVに対してプレミアム、またはディスカウントとなる場合があります。ただし、実際には多くのETF、特に広く売買されるETFの市場価格はNAVに極めて近い価格になる傾向があります。

ETFを利用するのはどんな投資家でしょうか? 個人投資家のほかに、資産運用会社、年金基金、財団・基金、その他の受託者などの機関投資家が、ポートフォリオにETFを組み入れたり、ポートフォリオ全体をETFで構築したりします。

その一つの理由として、ETF、より正確にはETFユニバース内の特定商品を利用して、保守的な戦略から積極的な逆張り戦略まで、様々な投資戦略が実行可能であることが挙げられます。

一部のETFは分散投資のために購入されています。対象を絞ったセクターファンドなど、それほど分散されていないETFでも、複数の企業の株価パフォーマンスに対するエクスポージャーを提供することが可能で、理論的にはインデックス内の1~2銘柄を保有するよりもリスクは抑制されます。また、一般的に低い経費率もETF投資の魅力です。

さらに、コア・サテライト戦略(運用資産をコア(中核)とサテライト(非中核)に分ける)を採用する個人投資家や機関投資家は、市場動向や景気全般に基づいて業種別ETFや戦略的ETFを戦術的に割り当てることで、ポートフォリオを補完することができます。コアとなるポートフォリオ自体は、ETFのみで構築することも、個別銘柄とETFを組み合せることもあります。

その一方で、アクティブなトレーダーは、NAVと市場価格が異なる方向に動く場合、ETFを裁定取引の機会として利用します。ヘッジファンドや他の運用会社も同様の取引を行い、ETFの対象資産の保有に対して興味がなくても、利益の実現には強い関心を持っています。

ETFは、分散投資以外の目的でもツールとして利用されています。例えば、個別銘柄で評価損を確定させる場合、当該銘柄を保有するETFは「極めて同一性の高い」投資とは見なされないため、ウォッシュ・セール・ルール(節税目的の売買を制限する規則)を遵守する投資家にとって、ETFへの投資が有益なことがあります。さらに、ポートフォリオの未実現利益の保護や追加損失の限定など、ETFは複数のヘッジ戦略で活用が可能です。

ETFのリスク:

ここで説明されているリスクは一般的なものとして書かれていますが、その商品の特性、取引されている市場によっては異なった、または追加のリスクが発生する可能性があります。詳細に関しては、契約締結前の交付書面、当該商品の目論見書等の内容をご確認下さい。

ETFの受益権保有者は、ミューチュアル・ファンドのような他のポートフォリオ保有者と同様のリスクの影響を受けることになります。さらに、各ETFには、目論見書に記載された固有のリスクがあります。ETFに伴う固有リスクには、以下のものが挙げられます。

  • 保有する証券は価格が下落することがあり、その結果、当該証券に対する投資持分を表すETFの価格にマイナスに作用することがあります。これはファンドが受益権保有者に代わって保有する株式、コモディティ、債券、先物、その他の投資商品にも該当します。
  • 特定の業種または資産セクターとの連動を投資目的に明記したETFは、対象の業種または資産のパフォーマンス次第で、マイナスの影響を受けることがあります。
  • 海外資産を保有するETFは、為替レートが不利な方向に変動することに加え、会計制度の違いや投資先の国の経済や政治が不安定になることで、損失を被ることがあります。
  • ETFは連動対象のインデックスの価格または利回りのパフォーマンスに概ね一致する投資成果を提供するように設計されていますが、費用やその他の要因でパフォーマンスを正確に再現できないことがあります。これはしばしば「トラッキング・エラー」と呼ばれています。

投資家はETFの目論見書を参照し、当該ETFに伴うリスクに関する考察を熟知する必要があります。

ETFおよびETFに伴うリスクに関する詳細と考察ついては、下記ウェブサイトを参照してください。“What Risks Are There in ETFs? (ETFにはどのようなリスクがあるのか)” ETF.comに掲載されている “Advantages and Disadvantages of ETFs (ETFのメリットとデメリット)。” Investopediaに掲載されている

インデックス連動型ミューチュアル・ファンドのリスク

インデックス連動型ミューチュアル・ファンドのリスクには、市場リスク、信用リスク、金利リスクなどがあります。

ポートフォリオの構成銘柄の価格は変動するため、投資家はミューチュアル・ファンドに投資することによって、市場リスクにさらされることになります。市場が下落すると、ファンドに投資した投資家の投資元本も減少する場合があります。ミューチュアル・ファンドが株式に投資する場合、ミューチュアル・ファンドの保有者は、個別企業の株価下落や市場全般の下落から影響を受けることになります。さらに、ミューチュアル・ファンドのパフォーマンスがポートフォリオの構成銘柄のパフォーマンスと一致しないリスクもあり、これはトラッキング・エラーと呼ばれています。

ファンドが債券のポートフォリオに投資する場合、投資家は、債券の発行体が利払いや元本の返済をスケジュール通りに実施しないリスクや、その結果として信用格付が引き下げられるリスクといった信用リスクの影響を受けることになります。一部のケースでは、流動性リスクが要因となって、ミューチュアル・ファンドが保有資産を速やかに売却できない場合もあります。ミューチュアル・ファンドは金利変動リスクの影響も受けます。金利が上昇すると、投資家のポートフォリオの価値が下落することがあります。ミューチュアル・ファンドに投資するデメリットとして、手数料やその他の費用がかかるほか、税制に関する留意事項などがあります。

詳細については下記ウェブサイトを参照してください。 “Beginners’ Guide to Mutual Funds,(ミューチュアル・ファンドの初心者向けガイド)” 米国証券取引委員会(SEC)のウェブサイトに掲載されている “Understanding Risk, (リスクを理解する)。” ミューチュアル・ファンド・エデュケーション・アライアンスのウェブサイトに掲載されている

ETN(上場投資証券)

ETN(上場投資証券)は大手証券会社や銀行によって発行され、ETFと数多くの類似点があります。

ETN、ETFともにインデックス連動型投資商品で、証券取引所において時価で売買されます。ETNはETFと同様に、アクティブ運用でなければ投資が困難な様々な市場へのアクセスを可能にし、また、広範な/細分化された株式市場インデックス、戦略別インデックス、S&P VIX先物インデックスを含むコモディティ・インデックスなどに連動します。

しかし、ETNとETFは重要な点で異なります。株式の形態をとるETFとは異なり、ETNは無担保の債務証券であり、その結果、ETNへの投資によって投資家は信用リスク、市場リスク、時にはコール(期限前償還)リスクにさらされることもあります。ETNは有担保のものもあり、証券の保有者はデフォルトが発生した際には投資元本を部分的に回収することができますが、そうした条件が付くことで投資成果が損なわれる可能性があります。ただし、多くのETNにはそのような保証はありません。

さらに、ETNはETFのように、連動対象となるインデックスに投資することはありません。インデックスのリターンを再現する代わりに、大半のETN発行体は、対象となるインデックスの期間パフォーマンスと連動した支払い(手数料および費用控除後)を満期日に実施します。リターンを算出する正確な方法は、目論見書に詳細が記されています。発行から満期までの期間は10年~40年で、ゼロクーポン債と同様にETNは通常、証券が満期に達するまで利払いを行いません。

ETNは資産を保有しないので、NAVは存在しません。その代わりにETNの発行体は取引日を通して気配値を算出・公表します。ETFのNAVのように、ETNの気配値は時価と近い場合もあれば、そうでない場合もあります。

規制面での理由から、ETNはETFよりも市場に導入するのが容易で、特定のインデックスと連動を図るETNがETFよりも先に投資可能になるケースもあります。ETNは一般的な債券よりも潜在的に高いリターンを追求する投資家や、債券のポートフォリオに株式のエクスポージャーを加えることを望む投資家が選好する傾向にあります。

ETN のリスク

ここで説明されているリスクは一般的なものとして書かれていますが、その商品の特性、取引されている市場によっては異なった、または追加のリスクが発生する可能性があります。詳細に関しては、契約締結前の交付書面、当該商品の目論見書等の内容をご確認下さい。

ETNに伴う固有リスクとして、以下のものが挙げられます。

  • 信用リスク: 上述の通り、ETNは発行体の無担保の債務証券であり、ETN自体は、対象となるインデックスのパフォーマンスを再現または近づけるために資産の購入・保有は行いません。
  • 市場リスク: 市場動向に伴ってインデックス値は変化し、通常は同様にETNの価格も変動するため、投資家の投資元本に損失が生じることがあります。さらに、ETNが採用する一部のインデックスや投資戦略は非常に複雑で、過去のパフォーマンス実績が多くないこともあります。
  • 流動性リスク: ETNは取引所で売買されますが、取引が活発でないこともあります。
  • 価格連動リスク: 価格が終値や取引時間中の気配値から大きく逸脱することもあり、投資家は購入の際に慎重を期す必要があります。
  • 保有期間のリスク: レバレッジ型、インバース型、インバース・レバレッジ型のETNは、短期の売買ツールとして設計されており、これらの商品の長期にわたるパフォーマンスは、連動対象となるインデックスやベンチマークの同期間での定められたパフォーマンスの倍数(または逆のパフォーマンス)と、大幅に異なる場合があります。
  • コール(期限前償還)および加速償還のリスク: 一部のETNは発行体の裁量でコールすることが可能です。
  • 利益相反: ETNの発行体は、保有者の投資家に不利益となり得る取引を行うこともあります(例えば、発行したETNの空売りなど)。

インデックス連動型オプションと先物

オプション取引所と先物取引所では、S&P 500指数オプションやS&P 500指数先物といったマーケット指数が売買されています。

これらのデリバティブ商品はいくつかの重要な違いがありますが、個人投資家や機関投資家にとって、連動対象となるインデックスの契約に明記された満期日の水準でヘッジしたり、投機的な売買をすることが可能になるといった共通点があります。

オプション

オプションの投資家は、インデックスの現行水準を上回る/下回るストライク・プライスと呼ばれる特定の行使価格で行使できる契約を売買します。ホルダー(バイヤー)と呼ばれる買い手は、インデックスが動くと予想する方向に基づき、コール・オプションおよびプット・オプションのいずれかを選択します。

オプション契約を購入することで、投資家は満期日にインデックスが予想した水準まで動いた場合、権利を行使して現金決済を行うことが可能になります。また、オプション契約を購入した投資家は、インデックスが利益をもたらす水準に達した場合、満期日を待たずに契約を売却することが可能ですが、売却の義務はありません。

オプションの売り手はライターと呼ばれ、コールまたはプットを選択し、売却によるプレミアムを入手します。セラーは満期日までのどの時点でも売却した契約と同じものを購入することで、ポジションを相殺できます。ただし、契約が相殺されず、オプションの保有者が権利の行使を決定した場合、セラーは保有者に現金を支払って契約の清算を行う義務があります。

先物

先物の投資家もポジションを取ることで特定のインデックスを参照する契約を売買することになります。しかし、買い手も売り手もポジションを手仕舞うか、相殺しない限り、満期日に契約条件に記載された事項を履行する義務があります。大半のケースでは、満期日を待たずにポジションはクローズされます。

先物は潜在的にかかる費用の面でオプションと異なります。1回限りのプレミアムの受け渡しを行うのでなく、先物の投資家は当初証拠金を支払い、変化するインデックスの水準に基づく損益の状況に応じて、証拠金の増加、または損失として口座の価値が日次更新されます。取引口座の価値が最低証拠金の金額を割り込んだ場合、口座の価値が義務付けられた水準に戻るように追加の証拠金を支払わなければなりません。

投資家は市場の動きを予想し、それに基づいてオプションまたは先物を売買することが可能です。例えば、オプションの投資家が今後インデックス値の下落を予想した場合、未実現利益をヘッジするため、プット・オプションを購入することがあります。予想通りに市場が下落した場合、オプションを行使して清算価格による利益を手にします。

同様に、先物の投資家は既存のポジションをヘッジして下落に備えたり、将来購入する株式の価格を調整することがあります。後者の場合、投資家は対象となるインデックスの契約を購入することになります。インデックスが上昇した場合、株式の購入費用は先物契約による利益で相殺することができます。反対にインデックスが下落した場合は、先物契約による損失は株式の購入費用の減少によって相殺されます。

その他のインデックス連動型投資商品と同様に、オプションと先物はポートフォリオの分散化を図る手段として見なされています。

インデックス・オプションのリスク

ここで説明されているリスクは一般的なものとして書かれていますが、その商品の特性、取引されている市場によっては異なった、または追加のリスクが発生する可能性があります。詳細に関しては、契約締結前の交付書面、当該商品の目論見書等の内容をご確認下さい。

インデックス・オプションに伴う固有リスクとして、以下のものが挙げられます。

  • 他の証券と同様にオプションには保証がなく、投資家は当初の投資資金の全て、時にはそれ以上の額を失う可能性があることに留意する必要があります。 例えば、
    • オプションの保有者はオプション購入時に支払ったプレミアムの全額を失うリスクにさらされます。保有するオプションが満期日に「アウト・オブ・ザ・マネー」で満期を迎えた場合、プレミアムは全て失われます。
    • 特定のタイプのオプション契約では、ライター(売り手)が潜在的に無制限の損失にさらされることになるため、オプションのライターはより高い水準のリスクを抱える可能性があります。
  • 市場リスク:満期日近辺では市場のボラティリティが大幅に高まることがあり、満期時のオプションが無価値となるような価格変動が起きることもあります。
  • 連動対象となる資産のリスク: インデックス・オプションの価値は連動対象となるインデックスから派生するため、対象となるインデックスの価格に影響を及ぼす全てのリスク要因は、オプションの価格と価値に間接的な影響を与えます。

インデックス先物のリスク

インデックス先物契約に伴う固有リスクとして、以下のものが挙げられます。

  • 証券の先物契約の売買は潜在的に投資元本を超える無制限の損失につながることがあります。
  • レバレッジを活用する仕組みや先物取引の特徴から、投資家に対する先物による損失の影響は速やかに現実化する場合があります。 従来型の証券の保有とは異なり、証券先物の利益や損失は少なくとも日次ベースで、投資家の取引口座に対する資金の追加または控除という形で反映されます。口座の資金が最低証拠金の水準を割り込んだ場合、投資家のポジションは損失を抱えた状態で清算されることもあり、また、口座の資金がマイナスになった場合、投資家は不足分を支払う義務が生じます。
  • 市場の状況によって、ポジションをヘッジまたは清算することが困難/不可能な場合があります。 投資家がポジションをヘッジまたは清算することができなければ、既存の損失が増え続けることになります。投資家がポジションをヘッジまたは清算することができた場合でも、大幅な損失を伴う価格で強制的な決済が行われることもあります。こうしたことは以下のような状況で生じる可能性があります。
    • 株式先物契約または対象となるインデックスで異常な取引活動が生じ、取引が停止した場合
    • 対象となるインデックス、またはインデックスを構成する銘柄の一部もしくは全てに係わるニュース・イベントが発生して取引が停止した場合
    • コンピューターシステムに不具合が生じた場合
    • 市場の流動性が低下した場合
  • 市場の状況によっては、株式先物の価格と対象となるインデックスの価格との関係が、慣習的または想定される状態を維持できない場合があります。 例えば、株式先物市場の流動性が乏しく、市場参加者の売買意欲も低い場合、またはインデックスを構成する銘柄の一部もしくは全ての取引が遅延するか停止した場合に、こうした状況が起こる可能性があります。
  • 「ストップロス(stop-loss)」または「ストップ指値(stop-limit)」といった不測の事態に備えた注文が可能な場合でも、必ずしも投資家が意図する損失限定機能が発揮されるとは限りません。 市場の状況によっては、ストップロス注文を執行することやストップロスを決定する価格を得ることが不可能な場合があります。
  • 証券先物を使ったデイトレーディング戦略には特別のリスクがあります。 日中の価格変動を利用して利益の獲得を目指す場合、売買コストの増加、レバレッジの拡大、専門家トレーダーとの競合激化など、複数のリスクがあります。

インデックス・オプションと先物、およびそれに伴うリスクに関する詳細については、以下のウェブサイトを参照してください。 “Investor Bulletin: An Introduction to Options”(投資家掲示板:オプション入門)“Security Futures—Know Your Risks, or Risk Your Future.”証券先物—リスクを把握しなければ、将来がリスクにさらされる)

ストラクチャー商品

ストラクチャー商品は、短期債券とインデックスといったように、二種類の資産クラスを組み合せ、債券から得られる利息とインデックスからのリターンを混合するハイブリッド資産として設定されます。

当該商品の条件に記載された内容に沿って利息は満期日にのみ支払われますが、通常その条件は商品によって大きく異なります。商業銀行や投資銀行が各種のインデックス連動型ストラクチャー商品を発行します。

株式インデックスに連動するにもかかわらず、ストラクチャー商品は通常、発行体の無担保の債務証券であり、そのため信用リスクの影響を受けます。例外はインデックス連動型CDで、これは銀行預金としてFDIC(米連邦預金保険公社)によって保護されます。ストラクチャー商品は必ずしも取引所に上場されるとは限らず、上場された場合でも活発に取引されないことがあり、その結果、通常は直ちに取引可能な流通市場が形成されず、商品の価値を正確に判断する方法もありません。

ストラクチャー商品はかなり保守的な要素もあれば、非常に投機的な要素もあり、その構造は極めて複雑です。元本保証機能を備えて利息収入を得る一方、リターンが限定的な場合もあります。その反面、商品の中では潜在的に高いリターンをもたらすことが可能であるものの、さらされるリスクが非常に大きい場合もあります。

ストラクチャー商品は様々なタイプがあるため、富裕層の投資家や、資産運用会社の間では潜在的に資産分散を図るツ-ルとなります。ストラクチャー商品はまた、リターンを高めるツールとして見なされています。

ストラクチャー商品のリスク

ここで説明されているリスクは一般的なものとして書かれていますが、その商品の特性、取引されている市場によっては異なった、または追加のリスクが発生する可能性があります。詳細に関しては、契約締結前の交付書面、当該商品の目論見書等の内容をご確認下さい。

ストラクチャー商品に伴う固有リスクには、以下のものが挙げられます。

  • 市場リスク: ストラクチャー証券によっては、元本の支払いを満期日に設定しており、これはしばしば「元本保証」と呼ばれています。元本保証は証券を発行する金融機関の信用リスクの影響を受けます。多くのストラクチャー証券は元本保証機能を備えていません。この機能がない場合、投資家は投資元本の一部または全額を損なう可能性があります。
  • 発行価格と証券の価値: ストラクチャー証券の発行時に支払った価格は、その証券が発行された日の公正価値を上回っているケースが多々あります。ストラクチャー証券の発行体はその予想価格を発行目論見書のカバーページに記載し、これによって投資家は、証券の発行体による推定価格と発行価格の差異を測定することができます。発行体は販売費用、商品設計費用、証券発行日までのヘッジ費用などを価格に含めるため、証券の推定価格は発行価格を下回る傾向にあります。ストラクチャー証券は発行後、日次ベースで転売することができない場合があり、その複雑な特徴から価値を算出することが困難となる可能性があります。
  • 流動性: ストラクチャー証券は取引目的で取引所に上場していないため、流通市場で取引または売却を試みた場合、実現の可能性は非常に限定的となります。その結果、ストラクチャー証券の潜在的な唯一の買い手は、発行体となった金融機関の傘下にある証券会社や、販売に携わった証券会社のみとなる可能性があります。さらに、発行体は発行したストラクチャー証券を買い戻す意思を特に示さない場合や、値付け業務を行わない場合も多くあります。そのため、投資家がストラクチャー証券を満期日まで保有しなかった場合、売却時にディスカウント価格で売却するリスクがあります。
  • 損益構造: ストラクチャー証券は損益構造が複雑で、満期までの価値、リスク、潜在的な価格上昇要因を正確に評価することが困難な場合があります。損益構造にはレバレッジ型、インバース型、インバース・レバレッジ型があり、リターンが大幅な損失になることがあります。ストラクチャー証券の損益に影響を与える要因として、以下のような例が挙げられます。
    • 加算率: 一部のストラクチャー証券は、投資元本に対する最低限の支払いに加え、参照する資産またはインデックスが上昇した率に基づいて追加的な支払いを行うことがあります。この比率はしばしば「加算率」と呼ばれます。加算率は参照する資産またはインデックスが上昇した分のどの程度を証券保有者に支払うべきかを決定する目安となります。例えば、加算率が50%で対象となる資産が20%上昇した場合、投資家に支払われるリターンは10%(20%×50%)となります。
    • 上限が設定された最大リターン: 一部のストラクチャー証券はインデックスに連動した支払いに対し、レバレッジをかけた、または引き上げた加算率を加味することがありますが、それには最大の額として上限が設定される場合があります。その上限に達した場合、連動対象となるインデックスがさらに上昇しても、投資家はその上昇によるメリットを受けることはありません。例えば、あるストラクチャー証券では、設定から2年後に投資家に返金する100%の当初投資資金に加えて、S&P500指数の上昇率の20%を上限として払い戻し金を追加します。その期間中のS&P500指数の上昇率が25%であったとしても、投資家が受け取るリターンは20%となります。
    • ノックイン機能: 連動対象となるインデックスがストラクチャー証券の運用期間に特定の水準を割り込んだ場合、投資家は満期時に投資元本の一部または全額を損なうことがあり、また、運用期間に予定された利払いを受けられない可能性があります。この事前に指定された水準は「バリア」、「トリガー」、または「ノックイン」と呼ばれることもあります。この水準に達した場合、当該証券から支払われる額は変動します。例えば、インデックス値がノックイン水準を下回り、かつ、発行日の値も下回った場合、投資家は元本の返済を受けるのではなく、インデックス値の下落を反映した額を受け取ることになります。
  • 信用リスク: ストラクチャー証券は発行体の無担保債務証券であり、これは発行体が事前に定めた通りに支払いを行う義務があることを意味します。元本保証機能を含めこれらの誓約事項は、ストラクチャー証券の発行体となる金融機関の健全性に影響されます。発行体がこれらの誓約事項を履行しなかった場合、投資家は投資元本の一部または全額を損ない、また、その他の支払いについても受け取ることができない可能性があります。
  • コール・リスク: 一部のストラクチャー証券には、発行体独自の裁量で満期日よりも前に証券を償還することを可能にする「コール条項」が付与されており、その償還価格はストラクチャー証券の額面を上回る場合もあれば、下回る場合や同じ場合もあります。発行体がコールを行使した場合、投資家は発行体が償還した証券と同様の収益率で資金を再投資できないことがあります。
  • 税制に関する留意事項: ストラクチャー証券の税制上の取り扱いは複雑で、不明確なケースも一部あります。ストラクチャー証券を購入する前に、税務の専門アドバイザーと相談することも一案です。また、購入を検討するストラクチャー証券の目論見書やその他の交付書類に記載された、適用される課税に関する開示情報を熟読する必要があります。

大半のケースでは、店頭市場(OTC)で取引されるインデックス連動型のデリバティブ商品は発行されません。通常は、特に証券会社といった仲介業者によってアレンジされます。ストラクチャー証券の主な商品としては、特定の期間にキャッシュフローを交換する株価指数連動型スワップや、ボラティリティ・インデックスに連動するバリアンス・スワップ、配当スワップおよびオプションなどが挙げられます。

機関投資家はこれらの商品を、ヘッジ、裁定取引、スプレッドを用いた各種オプション戦略の行使に活用します。OTCで取引される商品は、取引所に上場された商品と多くの点で異なります。例えば、OTCのインデックス連動型オプションの場合、特定の目的を満たすため、満期日や行使価格をカスタマイズすることが可能です。さらに、OTCで取引される商品は異なる規制体系下に置かれます。

株式インデックスに連動したスワップの使用には、リスクの低減とリターンの向上の両方の可能性を追求できる魅力があります。同時に、スワップは一般的にインデックスのリターンを再現する従来型の手法ほど費用がかかりません。インデックスを再現しないことで、トラッキング・エラーが小さくなることもあります。また、投資家の目的に合致すれば、債券の種類によっては変動金利を異なる通貨に交換することも可能です。同様に、固定金利をインデックスのリターンに基づいたものにすることができます。

OTCで取引される商品に関する懸念事項として、契約を締結した当事者が債務不履行に陥るカウンターパーティ・リスクが挙げられます。しかし、OTC商品がオプション清算会社(OCC)のように確立された清算機関を通じて清算される場合は、このカウンターパーティ・リスクは低減されます。清算機関を通じたOTC商品の清算はより一般的になっています。

ストラクチャー商品とストラクチャー商品に伴うリスクに関する詳細は、以下のウェブサイトを参照してください。 “Investor Bulletin: Structured Notes.”(投資家掲示板:ストラクチャー証券)。

保険商品

保険会社は、インデックス連動型年金とインデックス連動型ユニバーサル生命保険といった二種類のインデックス連動型商品を提供します。

これらの商品は、とりわけ退職後の貯蓄を増やす方法として、足元の市場金利よりも潜在的に高いリターンの獲得に関心がある人々向けに設定されます。保険契約者が獲得するリターン、リターンの算出方法、リターンがどのように加算されるかは、保険契約書に明記されています。

この保険の発行体は通常、連動対象となるインデックス値が上昇すると、インデックスのリターン部分を保険契約者の口座に利払いとして加算します。しかし、口座に加算される利息は実際のインデックスのリターンとは異なる場合があります。それぞれの保険には、加算率と加算額の両方に上限が設定されているのが一般的で、これらは「キャップ」と呼ばれます。加算率は利払いの算出において考慮されるインデックス上昇分の比率です。各保険会社は独自の比率を設定しますが、インデックスのリターンの60%またはそれ以上になります。また、発行体は1年間に加算できる額の比率を設定しますが、通常は10%~14%になります。これらの率は保険契約期間中に変更することが可能です。

インデックス連動型保険商品がどのように機能するかの具体例として、80%の加算率と12%のキャップが付いた仮想上の保険を保有したと仮定してみましょう。1年間に対象となるインデックスが20%上昇すると、80%の加算率は16%のリターンをもたらすことになります。ただし、キャップがあるため実際のリターンは12%になります。一部の保険会社は加算率やキャップを適用する前に、リターンから手数料やスプレッドと呼ばれる資産ベースの費用を控除します。

インデックス連動型保険商品の中には、保険または年金から受け取る年間の最低利息を0%に設定して、価格下落に対する保証機能を持つものもあります。これは、インデックスが下落した場合でも、投資元本は減少しないことを意味します。発行体によっては、例えば2%というように、最低利回りを保証することもあります。その場合、インデックスのリターンが2%に達しなかったとしても、債券への投資で得た利益で最低利回りの利払いが可能になります。

インデックス連動型商品で保証した利率での支払い義務を履行するため、保険会社は通常、対象となるインデックスのコール・オプションを連続で購入し、満期日よりも前にインデックスが行使価格を上回った場合は、権利を行使するか、保有する権利を売却して利益を得ることができます。

保険商品のリスク

ここで説明されているリスクは一般的なものとして書かれていますが、その商品の特性、取引されている市場によっては異なった、または追加のリスクが発生する可能性があります。詳細に関しては、契約締結前の交付書面、当該商品の目論見書等の内容をご確認下さい。

インデックス連動型保険商品に投資する投資家は、保証された最低リターンのように価格下落を回避する機能がない場合や、売却禁止期間、または解約控除期間が終了する前に解約して違約金が生じる場合、投資元本を損なうリスクにさらされます。インデックス連動型年金の特徴として、投資家が受け取ることが可能な利息を最小限に抑える、または一定水準に制限する仕組みが挙げられます。例えば、時間の経過とともに加算率、スプレッド、手数料、管理費、金利キャップなどが組み合わせられたり、変更された場合、投資家の損失、または受け取るリターンの減少につながる可能性があります。このような制限や組合せに関する事項は投資家の契約書に記載されており、契約書を熟読することを推奨します。

インデックス連動型保険商品も市場リスク、信用リスク、規制リスクの影響を受けます。さらに、インデックス連動型年金は、連動対象となるインデックス値が下落すれば年金の価値も下落し、その結果、投資家が受け取る利息は減少します。投資家はまた、保険会社の支払能力に問題が生じて投資家に対する義務を履行できないリスクや、保険会社がリターンの算出において上述の条件を課すなど契約内容を変更するリスクの影響を受ける可能性があります。投資家はインデックス連動型年金が州の保険局によって管理されていることに留意する必要があります。

インデックス連動型商品に関する詳細と考察ついては、下記ウェブサイトを参照してください。 “Equity-Indexed Annuities – A Complex Choice”(株式連動型年金 – 複雑な選択) *金融取引業規制機構(FINRA)のウェブサイトに掲載されている

第3章が終了しました。

この章で学んだことを確認するために、簡単なテストを行います。

01 ファンド会社がインデックスに基づくポートフォリオを構築する上で最も一般的な方法は次のうちのどれですか?
02 ETFに関する記述で正しくないものは次のうちのどれですか?
03 短期債券とインデックスといったように、二種類の投資ツールを組み合せたハイブリッド資産として構築される投資商品は次のうちのどれですか?
04 インデックスに基づく投資商品の中で自分に合ったものを選ぶ際に、どのような要素を考慮する必要がありますか?
05 「トラッキング・エラー」の定義として正しいものは次のうちのどれですか?
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