インデックスの定義
市場パフォーマンスの測定、ポートフォリオの評価、インデックス連動型投資商品への投資を行うために、インデックスは不可欠のツールです。
S&P DJIは世界各国の証券取引所と協力しており、当社のグローバルな組織体制と各地域の専門知識を組み合わせることにより、国内外の投資コミュニティ向けに指数を構築しています。
当社の定評あるSPIVAリサーチでは、20年以上にわたり世界中のアクティブ運用ファンドとそのベンチマークのパフォーマンス比較を測定している。
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S&P DJI は、透明性の高い安定したベンチマークを長期にわたり金融業界に提供しています。当社では、コア・バリューに合致し、適用されるすべての法令および規制や、業界の基準およびガイドラインに準拠した質の高いベンチマークを提供することに努めています。S&P グローバルの企業倫理規範や、S&P DJIの方針および手順では、効率的なガバナンス・プログラムの策定に向けた基準を定めています。
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市場パフォーマンスの測定、ポートフォリオの評価、インデックス連動型投資商品への投資を行うために、インデックスは不可欠のツールです。
株式市場は健全な状態にあるか?
債券市場では何が起きているのか?
コモディティ価格は上昇しているのか?
インデックスはこれら全てに対する答えに関連しています。
なぜなら、インデックスは市場動向を測定するように設計されているからです。ダウ・ジョーンズ工業株価平均®(以下ダウ平均)の終値の水準を知ることで、その日の米国株式市場で何が起きたかを把握するだけでなく、ある時点の米国経済がどのような状況にあるのかを理解することができます。
実際、インデックスは様々な形で、私たちの生活で金融に関わる側面に影響をもたらしています。S&P500指数®(以下S&P500)の価格変動は、市場連動型CD(譲渡性預金証書)から受け取る利息や、米国株式のETF(上場投資信託)の利益を確定する際の判断材料となります。国債のインデックスをベースに、社会保障費が給料からいくら控除されるのか、住宅ローンの変動金利がどの程度変動するのかが決まります。
インデックスが及ぼす実際の影響を踏まえた上で、インデックスとは何か、それがどのように機能するのかを知ることは重要です。
インデックスは、特定の市場、資産クラス、市場セクター、投資戦略のパフォーマンスを表すために、それを測定する証券、デリバティブ、その他の金融商品のグループまたはバスケットのことです。つまり、インデックスは、ある特定の市場セグメントにおける証券の価格動向を統計的に表したサンプルです。具体例を挙げると、知名度の高いS&P500は、米国株式市場で時価総額が上位の企業セグメントを表しています。インデックスに採用された証券の株価の変動に従って、インデックスの数値(水準)はそうした動きを反映して上下します。
天気予報を除けば、おそらくダウ平均やS&P500の現在値ほど、広く頻繁に報道されている情報はないでしょう。そして、人々がこれらに注目するのには理由があります。
インデックスは金融市場の状況を知らせるリアルタイムの情報と、市場の方向性に関するスナップショットを定期的に提供します。株価インデックスが上昇する場合、インデックス構成銘柄に対する投資家の購入株数が売却株数を上回るため、株価が上昇する現象が背景にあります。インデックスの水準が下落する場合は、反対のことが起きています。
投資家やメディアが市場のパフォーマンスを話題にする場合、あるインデックスが何ポイント上昇または下落したか、数字を示すのが通常です。しかし、これらの数字がもたらす実際の影響は、以前の水準からどのくらい変化したかによって異なります。
以下のツールから、基準日のインデックスの水準次第で、どのくらい変化率が異なるかを見てみましょう。
インデックスを利用することで、投資家は市場との比較で、証券、アクティブ運用ファンド、さらに投資ポートフォリオのパフォーマンス評価が可能になります。
このように、インデックスは「尺度」、つまりベンチマークとしての測定手段の役割を果たします。実際、運用規模の大きい機関投資家、ファイナンシャル・アドバイザーから、個人投資家に至るまで、投資判断の基準となるインデックスを設定することで、投資成績が市場平均を上回っているのか、下回っているのかを判断しています。
インデックスは、金融の専門家が運用するポートフォリオについて、市場のパフォーマンスと対比する基準として使われます。個人投資家もインデックスを一つの信頼できる目安として活用し、自身の投資が市場に比べてどのような成果を上げているかを評価することができます。
投資ポートフォリオとインデックスを有意義に比較するためには、正しいベンチマークを選ぶことが極めて重要です。主に中規模な企業に投資するミューチュアル・ファンドの運用成績を、大手企業または小規模な企業の株価に連動するインデックスと比較することは、誤解を招く恐れがあります。
そのため、同一条件で比較を行う必要性から、市場には数多くのインデックスが存在します。各インデックスは、個人または機関投資家を問わず、投資家が運用対象として選択した場合の、特定の市場、市場セグメント、または投資戦略のパフォーマンスを測定します。
資本市場では、ETFのようなインデックス連動型商品を利用した新たな投資手法の需要が高まっており、その結果、インデックスの数は増加の一途をたどっています。
インデックスとインデックス連動型商品の違いを知ることは、インデックスと、その動きに連動する投資商品の特徴と役割を理解する上で、極めて重要です。
インデックスは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのようなインデックス・プロバイダーによって構築され、市場や市場セグメント、投資戦略、資産クラスのパフォーマンスを反映するように設計されています。投資家はインデックスに直接投資することはできませんが、インデックスに連動した商品に投資することは可能です。
インデックス連動型投資商品は、資産運用会社、銀行、取引所、その他の認可を受けた第三者によって設立される「投資の受け皿(ビークル)」で、対象となるインデックスのパフォーマンスにできる限り近い投資成績(運用管理費用控除前)を再現するよう設計されています。
投資家向けにインデックス連動型商品を販売する前に、商品の発行体はまずインデックス・プロバイダーとライセンス契約を締結します。この契約には、投資商品の発行体が可能な限りインデックスの構成に近いポートフォリオを目指し、費用控除前のパフォーマンスができる限りインデックスと同様の投資成績を目指す意図が記されています。
Iインデックス連動型ミューチュアル・ファンドとETFは、最も良く知られた投資可能なインデックス連動型の投資商品で、充実したラインナップは広範囲に及びます。投資目的、決済価格の算出、またはそれ以外の価格決定メカニズムのベースとしてインデックスを利用する他の商品には、先物契約、オプション契約、年金、生命保険、CD、スワップ、ストラクチャード商品などがあります。
投資可能なインデックス商品の基準を満たすには、対象となるインデックスの構成銘柄全てが流動性の要件に適合する必要があります。つまり、取引される市場で常に売買が可能でなければなりません。そうでなければ、投資可能な商品は、インデックスのパフォーマンスの再現に必要不可欠な構成銘柄の購入や売却ができません。
投資商品はパフォーマンスの連動を図るため、インデックスに含まれる証券やその他の資産を全て、またはサンプルとなる代表的な一部分を保有する場合があります。 別の方法としては、当該インデックスをベースとしたオプション契約やスワップなどデリバティブの購入を通して、インデックスを複製(レプリケーション)することも可能です。デリバティブに関しては、投資のリターン、またはインデックスのパフォーマンスに対する行使価格を連動させることで、インデックスの複製を図ります。
インデックスは安定的かつ一般に認知された測定手段なので、アナリストを始め市場参加者が、トレンドを評価し、コンセンサスを議論し、独自の投資戦略を公表するために利用しています。
インデックスのデータは、市場の様々な専門家が市場の動きやトレンドを評価する基礎として使用されています。
インデックスは、金融の専門家や投資家が金融に関して、同じ認識を共有することを促します。
インデックスは市場を隈なくカバーしています。インデックスは通常、いくつかの幅広いカテゴリーの一部を網羅していますが、それをセグメントに分けたり、さらに狭義のカテゴリーに細分化することも可能です。
市場インデックスが幅広く提供されたことにより、パッシブ型の投資商品が多く登場するようになりました。本来パッシブ運用は、米国市場に連動したインデックス・ファンドの購入を意味していましたが、現在では複数の資産クラスや投資戦略など、多種多様なインデックス連動型商品に投資することも含まれます。
広範な市場インデックスは、市場の大きなセグメント、または主要な資産クラスの動きを表しています。S&P 500、S&P Global BMI(グローバル・ブロード・マーケット・インデックス)、オーストラリアのS&P/ASX 200、カナダのS&P/TSXコンポジット、コモディティ市場向けのS&P GSCIなどがその代表例です。
セクター・インデックスはヘルスケアやテクノロジー・セクターなど、広範な市場を狭義のカテゴリーに分割し、業種に基づく市場セグメントの動きを表しています。これらのインデックスをさらに細分化して反映させることも可能で、投資家は、例えばテクノロジー企業だけでなく、ソフトウェア企業といった特定分野への投資も可能です。セクターは、産業グループ、産業、産業サブグループなどの形式で細分化されることで、市場を最もきめ細かく見ることが可能になります。
同様に、グローバル市場を国や地域、または企業の時価総額(大型株、中型株、小型株)、さらには投資スタイル(グロース株とバリュー株)に基づいて分類したインデックスもあります。
投資戦略やテーマに基づいたインデックスはこの10年間に人気が高まっており、こうしたインデックスは、ある投資戦略を模倣したり、市場のある特化したセグメントの動きを把握する目的で設計されています。テーマに基づいたインデックスは多くの場合、市場のニッチな部分や、インフラ、クリーン・エネルギー、バイオテクノロジーなど特別なテーマを表します。戦略的インデックスは多くの場合、代替的な投資手法を適用するか、ファンダメンタルズなどの要因を考慮した投資手法を適用しています。
ファクター・インデックスには、低ボラティリティ指数、バリュー指数、クオリティ指数、モメンタム指数などがあります。これらは、非市場リスク・ファクターに基づいてウェイトを調整した指数であり、市場全体に関連するリスクから生じるリターンを測定する指数とは異なります。現在、投資家は個別に、また様々なETFを組み合わせてファクターにアクセスすることが可能であり、かつてはアクティブ運用を通じてのみ利用可能であった洗練された戦略を利用することができます。
債券インデックスは、債券市場の様々なセグメントの動きを表すように設計され、現在では透明性がより高く、世界規模で容易にアクセスできる資産クラスとして改めて評価されています。債券市場とそれに連動するインデックスは、分散、低ボラティリティ、利回り面でのメリットがよく知られています。
コモディティ・インデックスは、世界の需給関係が値動きを左右する実物の有形資産の価格を表す点で、株式や債券インデックスと比べてユニークな特徴があります。流動性を重視するコモディティ・インデックスには、分散化と流動性のメリットを求める均等加重のものもあれば、要因によるウエートを重視するもの、先物の限月交替に工夫を凝らしたものなどがあります。コモディティ・インデックスは、数ある資産配分決定方法の中で、インフレ・リスクを管理する要因として重要なベンチマークであると見なされています。
第1章が終了しました。
この章で学んだことを確認するために、 簡単なテストを行います。