米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め観測やインフレ抑制策、さらには地政学的緊張の高まりなどを背景に、S&P 500®は1月に5.26%下落しました。
今後の投資方針を検討している市場参加者は、S&P 500配当貴族指数®などの配当成長戦略を選択肢の一つとして考えてみてもいいかもしれません。S&P 500配当貴族指数は、S&P 500構成銘柄のうち、過去25年間連続して毎年増配している優良大型株で構成されています。
この指数は1989年12月以降、ボラティリティを低く抑えながらS&P 500をアウトパフォームしています。
優良企業
インフレ懸念が強まり、ボラティリティのさらなる上昇が見込まれる中で、配当成長戦略は魅力的な選択肢の一つになる可能性があります。様々な経済環境を通じて毎年一貫して増配を実施できる企業は、財務基盤の安定した企業であると言えます。
図表2に示されているように、S&P 500配当貴族指数の現在の構成銘柄の半分以上は、40年以上にわたり増配を続けています。