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29 日後:S&P500史上最高値からの1ヶ月間の衝撃

VIX 指数が80 を超えると、S&P 500 の日次の変動は5%になると予想される

アクティブ運用マネージャーにとって有利な投資環境とは?

29 日後:S&P500史上最高値からの1ヶ月間の衝撃

S&P 500®は2 月19 日、3,386 の史上最高値で取引を終えましたが、そのちょうど1 ヶ月後の昨夜は2,409 で取引を終え、最高値から29%下落しました。この1 ヶ月間の出来事を振り返ってみます。

先ず、今回の下落を歴史的な視点から検証を始めます。ダウ工業株平均については高値から底値までの下落率は 33%となっており、これは 2000 年から 2001 年にかけての IT バブル崩壊時の下落率に匹敵します。2008 年の世界 金融危機時に見られた 54%の下落率にはまだ達しておらず、また、大恐慌時の 89%の下落率に匹敵する水準に達 するには、今回のコロナ危機がさらに悪化する必要があると考えられます。今回の下落の特徴は、そのスピードの速さ にあります。これまでの下落は数ヶ月から数年にわたり起こっていましたが、今回の下落はわずか  ヶ月足らずで起き ており、1987 年の異常事態を彷彿させるような取引日もありました。

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VIX 指数が80 を超えると、S&P 500 の日次の変動は5%になると予想される

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Tim Edwards

Managing Director and Global Head of Index Investment Strategy

S&P Dow Jones Indices

VIXは市場の「恐怖指数」と呼ばれることもあり、この指数は市場が短期的にどの程度のボラティリティを予想しているかを示唆します。1990年1月以降の7,500取引日を超える歴史の中で、VIX指数の計8回の過去最高値の内、5回が先週に生じました。

今月より以前に、ダウ工業株平均®が 1 日で 5%変動したのは、ほぼ 11 年前のことでした。しかし、3 月に入ってから は、ほぼ毎日のようにダウ工業株平均が 5%以上変動しており、3 月 16 日(月)には 1 日で 12%も下落しました。これ は、1987 年の悪名高い「ブラックマンデー」以降で 1 日として最大の下落率となりました。こうした動きはいつまで続くの でしょうか?

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アクティブ運用マネージャーにとって有利な投資環境とは?

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Anu R. Ganti

Head of U.S. Index Investment Strategy

S&P Dow Jones Indices

S&P 500は2020 年2 月19 日に史上最高値を更新しましたが、2020 年3 月18 日の取引終了時点で、S&P 500 のピークからの下落率は29%に達しました。市場関係者は、このような環境下ではインデックス・ファンドよりもアクティブ運用の方が有利であると主張しています。

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