S&P DJIは、世界各国の株式市場を先進国、新興国、またはフロンティアに分類する上で最新のアプローチを採用しています。当社のモデルは、厳格な基準と条件に基づいて、同じ特徴を持つ市場を識別することができるため、グローバルな比較が可能となっています。

グローバル投資家からのフィードバックは貴重な情報源であり、当社のアプローチにとって非常に重要なものとなっています。S&P DJIは、定量的及び定性的な指標を継続的にモニタリングすることに加え、市場参加者から定期的に意見を聴取しています。これらの意見や指標を参考にしながら、指数の構成国を正確に分類しています。したがって、当社の指数を利用する投資家は意図する機会集合を確実に捉えることができます。


市場の分類方法

S&P DJIは、世界各国の株式市場を分類する上で包括的なアプローチを採用しています。定量的基準と定性的指標を使用するとともに、世界の投資家の意見も取り入れながら分類を行っています。

マクロ経済的な必要条件、政治的安定度、市場の規模や流動性状況、市場へのアクセスの容易性、及び投資プロセスなどの様々な観点から詳細な調査を行います。
投資家の皆様は、市場の状況や特徴に関する直接的な情報を提供することができます。したがって、世界中の市場参加者からのフィードバックを幅広く収集し、投資家コミュニティと対話を行うことが重要なプロセスとなります。
収集した情報やデータを分析・評価した上で、最終的な提案をまとめます。この提案をS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスのグローバル株式方針委員会に提出し、同委員会が市場の分類に関する最終的な判断を行います。
通常のケースでは、10月にこのプロセスの結果を発表します。臨時的な評価の場合は、レビュー・サイクルが完了次第発表します。
プロセスの透明性を十分に確保するため、S&P DJIは再分類の可能性がある国をウォッチリストに掲載しています。

先進国 - 25ヵ国
新興国 - 23ヵ国
フロンティア - 32ヵ国
個別国 - 9ヵ国

S&P DJIは、指数に含まれる全ての市場に関して、市場へのアクセスの容易性を継続的に評価・監視しており、指数の複製に影響を与える可能性のある問題を特定することに努めています。問題の解決に向けた措置を講じる場合には必ず事前通知を行い、その措置が年間のレビュー・サイクル以外で実施される場合でも、同様に事前通知を行います。


国別分類

国が先進国または新興国への分類候補として検討されるためには、特定の基準を満たす必要があります。この基準を満たさない場合でも、最低要件をクリアしていれば、フロンティアに分類されます。


市場の分類の変更