S&P 500指数は米国株式市場のパフォーマンスを示す代表的なベンチマークとして世界的に認知されています。S&P 500は主要産業の主要企業を網羅し、米国株式市場の幅広い側面を表しています。

2024年から新NISA制度が開始され、S&P 500が改めて現在注目されています。当ページでは、S&P 500指数の概要とその歴史、仕組みについてご紹介いたします。S&P 500について、この機会に是非より認識を深めていただけますと幸いです。


S&P 500の中身は?

S&P 500を構築するためにS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは米国株式市場内の重要な業種を特定し、時価総額の観点からこれらの業種の相対的なウェイトを概算、次に各業種内の銘柄の代表的なサンプルをインデックスに配分します。

アマゾン、バークシャー・ハサウェイ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、Visaは、S&P 500に含まれる大企業のほんの一部であり、最も広く知られている企業です。しかし、S&P 500に組み入れられている企業の多くが有名企業であるとはいえ、広く知られていることは必須条件ではありません。

S&P 500の構成銘柄となるには、以下の条件を満たす必要があります:

  • 米国企業であること
  • 時価総額が「大型株」に該当すること
  • 十分な流動性
  • 十分な株式公開
  • 財務の健全性/収益
  • セクターバランスへの貢献

構成銘柄の組入れ基準における詳細については、指数のメソドロジーに記載されています。

S&P 500は現在、米国時価総額全体の約83%を占めています。この広範なカバレッジにより、S&P 500は米国株式市場全体のパフォーマンスを綿密に追跡することができます。S&P 500指数は時価総額(投資可能株式、または「浮動株」で調整)で加重平均されているため、S&P 500指数に採用されている最大手企業が時価総額全体のかなりの部分を占めており、これらの企業がS&P 500指数のパフォーマンスに最も大きな影響を及ぼしています。


歴史

1923 年、スタンダード&プアーズは 233 社、26 業種を対象とするインデックスを導入しました。この指数は後に 90 銘柄を対象とする総合株価指数に改められ、最終的に1957年に現在の形式でデビューした「500指数」へと進化しました。同指数は米国株式市場の代用指標として高く評価されており、コンファレンス・ボード景気先行指数の中で経済指標として機能している唯一の株式市場ベンチマークです。1968年以来、米国株式市場のパフォーマンスを表しています。


注目のコンテンツ

  • S&P 500 月例レポート

    S&P 500における最新のレポートをご確認ください。

    続きを読む
  • 投資テーマ:米国コア

    S&P 500やその他米国関連指数についてまとめております。

    続きを読む
  • 日本ダッシュボード(月次指数パフォーマンスレポート)

    S&P 500や日本で使用されている主要な指数に関する最新の月次パフォーマンスデータが確認できます。

    ダッシュボードを確認する

ETFおよびその他の指数連動商品

500指数は、インデックス・ファンド、ETF、先物、オプション、保険商品などインデックスに連動する投資商品の基礎として広くライセンスされています。2022年、S&P DJIは11.4兆米ドルが500指数に連動またはベンチマークされており、このうち約5.7兆米ドルがインデックス(またはパッシブ運用)資産であると推定しています。500指数をベンチマークとするETFのリストについては、指数連動商品のページをご確認ください。


その他リソース

  • S&P500®とダウ平均®

    インデックス・リテラシーのサイトでは、これらの代表的なインデックスを比較しています。

    詳細を確認する
  • S&P 500指数の役割は?

    S&P 500指数を通した米国市場の分析について、探っていきます。

    ビデオを視聴する
  • インデックス詳細とデータ

    パフォーマンスデータ、インデックスファクトシート、メソドロジー等を確認する

    S&P 500 指数ページはこちら

注釈がある場合を除き、データはすべて2022年6月30日現在。