ニューヨーク、2019 年 5 月 21 日:世界有数の指数プロバイダーの 1 つである S&P ダウ・ジョーンズ ・インデックス(以下「S&P DJI」という)は本日、グローバル環境・社会・ガバナンス(ESG)指 数ファミリーに最新の指数を追加したことを発表しました。新たな一連の指数は、ESG 指数に関する 20 年間にわたる先駆者的なイノベーションに基づいて開発されたものであり、いくつかのヘッドライ ン指数(S&P グローバル 1200 指数、S&P 欧州 350 指数、S&P/ASX 200 指数、及び S&P 日本 500 指 数など)に沿ったパフォーマンス・プロファイルを提供します。
新たな指数には、S&P DJI の国別及び地域別中大型株ベンチマークの ESG バージョンも含まれており、 南北アメリカ、欧州・中東・アフリカ(EMEA)、及びアジア太平洋(APAC)をカバーしています。 これらのグローバル ESG 指数では、改良済みの ESG スコアや、企業の追加及び除外を決定するメソ ドロジーの根拠となる詳細なデータを使用します
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスの最高経営責任者(CEO)である Alex Matturri は以下のよう に述べています。「当社は S&P 500 ESG 指数及び ESG スコアを 4 月に導入しており、これに続いて 新たな ESG 指数シリーズの算出を開始できることを嬉しく思います。当社は ESG 要因に基づく幅広 い商品を開発しており、これによりお客様に様々な洞察を提供しています。これらの新たな指数は、 市場参加者にそれぞれの価値観に沿った投資ツールを提供するとともに、長年にわたり運用成果の指 標となっている主要ベンチマークと同等のリターン・プロファイルを有しています。」
S&P DJI の ESG スコアは、指数構成銘柄の適格性を評価し、指数構成銘柄を選択する上での基礎とな ります。ESG スコアは、S&P DJI の指数ガバナンス・グループにより監視されており、SAM により算 出されています。SAM とは、ESG データの作成に特化した RobecoSAM の一部門です。S&P DJI の ESG スコアは、広範囲に及ぶリサーチや投資目的の単独ツールとしても利用することができます。
これらのグローバル ESG 指数は、企業のビジネス活動、国連グローバル・コンパクト原則 (UNGC)、及び ESG スコアに基づく適格性基準に従っています。これらの指数では、タバコを製造 している企業や、タバコの販売及びタバコ関連の商品とサービスが売上高全体の 10%以上を占めてい る企業が除外されます。また、論争の的になっている兵器に直接関与している企業、またはこれらの 兵器に関与している別の企業の持分を 25%以上保有している企業も除外されます。UNGC に準拠して いない企業や、UNGC スコアが低い企業、さらに S&P DJI の ESG スコアが世界産業分類基準 (GICS®)の各産業グループ内の世界の企業の中で下位 25%に入っている企業も指数には採用されま せん。このように、メソドロジーでは様々な企業を除外することが規定されていますが、ESG 指数バ ージョンのリスク・リターン・プロファイルは各地域または国の親指数のリスク・リターン・プロフ ァイルに非常に近いものとなっています。
S&P DJI の ESG 指数のグローバル・ヘッドである Reid Steadman は以下のように述べています。 「当社では主要な地域及び国の ESG 指数ファミリーを設計する上で徹底したリサーチと厳密な分析を 行っており、このことを非常に光栄に思っています。ESG は長年にわたり投資家の強い関心を集めて