S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、ESG配 当貴族指数シリーズの算出を開始

ロンドン、2021年4月26日:世界有数の指数プロバイダーであるS&P ダウ・ジョーンズ・インデックス(以下、「S&P DJI」という)は本日、配当貴族指数ファミリーのサステナブル・バージョンの算出を開始することを発表しました。配当貴族指数ファミリーは、幅広く支持されている指数であり、複数の地域をカバーしています。

S&P DJIは、環境・社会・ガバナンス(ESG)基準が組み込まれた5つの配当貴族指数を新たに導入します。算出を開始する指数は以下の通りです:

  • S&P 先進国ESG配当貴族指数
  • S&P ESG高利回り配当貴族指数
  • S&P グローバルESG配当貴族指数
  • S&P グローバルESG配当貴族クオリティ・インカム指数
  • S&P ユーロESG高利回り配当貴族指数

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスで商品管理部門のグローバル・ヘッドを務めるAye Soeは次のように述べています。「配当支払いは、企業の財務の健全性や見通しを示す重要なバロメーターであると考えられています。長期にわたる企業の配当実績は、企業の成熟度やバランスシートの健全性を示す指標であるため、市場参加者は配当実績を注意深く監視しています。特に弱気相場や不安定な市場環境では、投資家は配当ベースの戦略を活用してリスクとリターンを管理するケースが多いと言えます。

各S&P ESG配当貴族指数は、親指数の中でESG基準を満たし、一定の年数にわたり特定の配当方針に従っている企業の配当利回り加重パフォーマンスを測定します。

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスでESG指数部門のグローバル・ヘッドを務めるReid Steadmanは次のように述べています。「S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、評価の高いベンチマーク(配当貴族指数やフラグシップ指数である米国株価指数ファミリーなど)のESGバージョンを提供できることを誇りに思います。市場では、ESG問題の財務的重要性や、ESG問題が企業のバランスシートに与える影響に対する認識が高まっています。こうした状況を踏まえ、S&P ESG配当貴族指数ではサステナビリティに関する高度なスクリーニングを行っています。」

構成銘柄の適格性を判断するために、S&P ESG配当貴族指数では、S&PグローバルのESGスコアを活用しています。この指数では追加のスクリーニングを行い、特定の事業活動に関与している企業(国連グローバル・コンパクトの原則を遵守していない企業や、ESG論争に係わっている企業など)を除外しています。

S&P 先進国ESG配当貴族指数のメソドロジーは、www.spdji.com入手可能です。

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