S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスとJPX総研、S&P/JPX Prime Market 250 Indexを発表

東京、2024年12月10日:世界をリードする指数プロバイダーであるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス以下S&P DJI」)JPX総研以下JPXI」)は本日、S&P/JPX Prime Market 250 Indexを発表しました。本指数は、東京証券取引所以下東証」)のプライム市場で取引される流動性の高い大型株のパフォーマンスを追跡・測定し、透明性が高まり進化し続ける日本株式市場への海外投資家のアクセスを容易にすることを目的として設計されています。

20224月、東証は、上場会社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を支え、国内外の多様な投資者から高い支持を得られる魅力的な現物市場を提供することを目的として、プライム、スタンダード、グロースの3つの新しい市場区分を導入しました。プライム市場は、多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備え、投資者との建設的な対話を中心に据えて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場と位置づけられています。

機関投資家が先進国市場における分散投資の機会と超過収益の獲得を模索する中、日本株式市場は近年、着実な成長と世界的な関心の高まりを見せています。このような海外における関心の高まりを踏まえ、S&P/JPX Prime Market 250 Indexは、東証プライム市場に上場する1,500社以上の企業から浮動株調整後の時価総額をもとに選定された、最も流動性が高くかつ大型の250銘柄で構成されています。

「S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、JPXIとの共同開発による革新的な指数の提供を拡大していくことを嬉しく思います。S&P DJI株式会社日本取引所グループ(JPXは、1999年以来長年にわたるパートナーシップを築いており、独立して運営され、そしてルールに基づくS&P/JPXインデックスのファミリーを通じて、アジア太平洋及びグローバル市場における市場教育、市場参加、市場の透明性を推進するという共通のコミットメントを共有しています」と、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの最高経営責任者CEOダン・ドレイパーは述べています。

「JPX総研は、海外で豊富な実績のあるS&P DJIとのパートナーシップにより、グローバルな投資家との建設的な対話を中心に据えた企業向けの市場であるプライム市場をベースとする本指数を通じて、海外の投資家の皆様に新たな日本株の投資機会を提供できることを嬉しく思います」と、JPX総研の代表取締役社長 宮原幸一郎は述べています。

S&P/JPX Prime Market 250 Indexは、原指数である東証プライム市場指数のセクターごとのウエイトと同程度となるように調整をしています。このウエイト調整により、プライム市場全体で1,500を超える株式を250銘柄に絞っても、プライム市場全体と同程度のセクター割合を投資家やその他の市場参加者に提供することが可能になります。

本指数の構成銘柄は、プライム市場の浮動株調整後の時価総額の約84%をカバーしています。本指数は四半期ごとにリバランスし、プライム市場上場会社を構成銘柄として随時反映するとともに、適切な時価総額及び流動性を確保します。

S&P/JPX Prime Market 250 IndexびS&P/JPXインデックスシリーズの詳細については、https://www.spglobal.com/spdji/en/indices/equity/sp-jpx-prime-market-250-index

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