ガバナンス

S&P DJI は、透明性の高い安定したベンチマークを長期にわたり金融業界に提供しています。当社では、コア・バリューに合致し、適用されるすべての法令および規制や、業界の基準およびガイドラインに準拠した質の高いベンチマークを提供することに努めています。S&P グローバルの企業倫理規範や、S&P DJIの方針および手順では、効率的なガバナンス・プログラムの策定に向けた基準を定めています。


ガバナンスの枠組み

S&P DJI のガバナンスおよびコントロールの枠組みは、当社のベンチマークの完全性や質を守り、適用可能な規制基準および一般に認められている業界慣行に従うように設計されています。

この枠組みには、ベンチマークの開発、維持、および配信の独立性や、組織全体にわたる機能と責務の明確な分離などが含まれています。

これにより、利益相反の効果的な抑制および管理や、S&P DJIの方針および手順を効果的に監視・管理・実施する監視機能、堅固な品質レビュー・プログラムなどの実施が可能となります。

当社では、独立した指数委員会のガバナンス機能や、法務機能、コンプライアンス機能、およびリスク管理機能による継続的な監視、サードライン保証プログラムを通じて、このプログラムを適切に実行することに努めています。

当社では厳格かつ包括的な方針および手順に従い、利益相反の回避、指数の透明性の管理、およびベストプラクティスの採用に努めています。


内部監視および業界調整

  • インデックス・インダストリー・アソシエーション

    S&P DJI は、インデックス・インダストリー・アソシエーション(IIA)の設立メンバーです。当社では、IIAのベストプラクティスに即した活動を行い、これに準拠した方針やストラクチャーを採用しています。
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  • 内部監視

    S&P DJI の内部監視委員会は、コンプライアンス機能、法務機能、およびリスク監視機能からの代表者で構成されています。同委員会の使命は、ベンチマークのガバナンス基準、品質基準、および運営基準に関するS&P DJIの遵守状況を監視することです。その他の責務として、同委員会はS&P DJI の方針の遵守状況をレビューし、適用可能な規制動向を監視し、指数ガバナンス機能の上部組織としての役割を果たしています。


ポリシー

ベンチマーク苦情処理方針

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、最高水準の情報を提供し、誠実に業務を遂行するよう努めています。こうした基準の達成を促進するため、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは、ベンチマークの苦情の提出および処理、ならびに関連記録の保管に関する手順を定めた「ベンチマーク苦情処理方針 」を発行しました。

なお、S&P Global の従業員や外部のステークホルダーは、オンラインまたは 「EthicsPoint ヘルプライン 」を通じて提供されるフリーダイヤルに電話することで、秘密かつ匿名で懸念を報告することができます。

サードパーティに関するガバナンス

指数構築プロセスにおいてはデータの完全性が極めて重要であるため、S&P DJI ではデータ・サービスを提供するすべてのベンダーに高い品質基準やコントロール基準を求めます。当社は「データ提出者行動規範」を定めており、指数算出プロセスにおいて指数の構成銘柄を評価または値付けするためのインプット・データ(規制を受けていないデータ)を提供するベンダーに対して明確な基準を設けています。


指数ガバナンス

指数委員会およびガバナンス機能

S&P DJI の指数委員会は、指数のガバナンス組織としての役割を果たすとともに、S&P DJI の指数の設計、維持、および公表を監視しています。指数委員会は、指数がそれぞれのメソドロジーに従って維持されるように努めており、指数が所定の目的を達成できるようにすべてのメソドロジーをレビューするとともに、指数および(または)メソドロジーの変更を監視しています。指数委員会のすべてのメンバーは、コア・コンピテンシー、在職期間、および経験などの指定要件を満たす必要があります。

利害関係者に対するエンゲージメント

指数や、指数の進化の可能性に関して十分な透明性を確保するために、S&P DJIでは相談要請プロセスを設けており、指数メソドロジーの重要な変更の可能性に関して利害関係者にフィードバックを提供するように依頼しています。相談要請と結果の通知は当社のウェブサイトに掲載されます。


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