THE S&P 500 MARKET: 2024年12月
個人的見解: 「70歳だったあの頃は、とても良い年だった」( https://www.youtube.com/watch?v=a9LHD8hIj98 )
69歳だったあの頃は、とても良い年だった(2023年のS&P500指数のトータルリターンはプラス26.29%)
マグニフィセント・セブンにとって、とても良い年だった(マグニフィセント・セブンを除いたS&P500指数の上昇率は9.94%)
株価は日々上昇し続けた、69歳だったあの頃は…
70歳だったあの頃は、とても良い年だった(2024年のS&P500指数のトータルリターンはプラス25.02%)
マグニフィセント・セブンにとって、とても良い年だった(マグニフィセント・セブンを除いたS&P500指数の上昇率は11.75%)
株価は日々上昇し続けた、70歳だったあの頃は…
(2年間の累計では、S&P500指数のトータルリターンはプラス57.88%、マグニフィセント・セブンを除いた上昇率は24.35%)
71歳だったあの頃は…
2023年はとても困難な年となり、2024年はもっと厳しい年でしたが、どちらも投資家には報いてくれました(少なくとも大型株投資家やビットコイン投資家は利益を得ました)。S&P500指数は2023年に24.23%、2024年に23.31%上昇し、2年間の累計では53.19%上昇となりました。値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回り(指数の騰落率が示唆するほどの力強さはありませんでしたが)、2024年は332銘柄が上昇、169銘柄が下落2023年は322銘柄が上昇、179銘柄が下落、2年間では353銘柄が上昇、146銘柄が下落しました。もちろん、今さら2022年の話をしたくはないでしょうが、2022年にS&P500指数は19.44%下落し、上昇したのはわずか139銘柄で、363銘柄が下落しました。3年間の累計では、S&P500指数は23.40%上昇(年率換算で7.26%上昇)、274銘柄が上昇、224銘柄が下落し(生存者バイアスがかかっています)、そのうち117銘柄は3年間で20%以上の下落となりました。合計すると、S&P500指数の時価総額は2024年に9兆7,600億ドル増加し(2023年は7兆9,100億ドル増加、2022年は8兆2,300億ドル減少)、さらに配当として総額6,300億ドル(過去最高)が投資家に支払われました(2023年は5,880億ドル、2022年は5,650億ドル。株価が低迷する年でも配当は支払われます)。
代替投資では、石油価格は1バレル=71.75ドルで年を終えました(2023年末は同71.31ドル、2022年末は同80.45ドル)。金価格は1トロイオンス=2,638.40ドルで年を終えました(同2,073.60ドル、同1,829.80ドル)。VIX恐怖指数は17.42で年を終えました(同21.57、同17.22)。ビットコインは93,417ドルで年を終えました(同42,265ドル、同16,548ドル)。金利を見ると、米国10年国債利回りは4.58%で年を終えました(同3.88%、同3.88%)。米国30年国債利回りは4.78%で年を終えました(同4.04%、同3.97%)。その他の主な参考指標として、フェデラルファンド(FF)金利は4.50%で年を終えました(同5.50%、同4.50%)。ガソリン価格(EIAによる全等級)は1ガロン=3.128ドルで年を終えました(同3.238ドル、同3.203ドル)。
マグニフィセント・セブンに関しては、インデックスファンドを含め、どのような形であれ投資していなかったとしたら、ビットコインに投資しておくべきだったかもしれません。マグニフィセント・セブンは2024年のS&P500指数のトータルリターンの53.1%を占めました。マグニフィセント・セブンを除くと、S&P500指数のトータルリターンはプラス25.02%ではなくプラス11.75%になります。11月5日の米大統領選以降のトータルリターンもプラス1.95%からマイナス0.35%に低下します。2023年のトータルリターンはプラス26.29%からプラス9.94%に低下し、2年間の累計ではS&P500指数のトータルリターンはプラス57.88%、マグニフィセント・セブンを除くとプラス24.35%となります。それでも、年率ではプラス11.5%となり、1926年以降の長期の年率トータルリターンのプラス10.5%を上回ります(ただし、筆者がS&Pに入社した1977年以降の年率リターンのプラス12.0%には届きません)。