以前のブログでは、アジア企業の炭素効率性を世界の同産業グループの競合他社と比較しました。今回のブログでは、S&Pグローバル・カーボン・エフィシェント指数のメソドロジーに従って、それぞれのS&Pグローバル総合指数ユニバースに対して炭素ウェイト調整を組み込むことにより、様々なアジア市場の売上高当たり炭素排出量1が減少する可能性について考察します。
さらに、十分位数ウェイト調整に産業グループ・インパクト・ファクターを乗じます。このファクターは高インパ クト、中インパクト、および低インパクトの産業グループによって異なります。産業グループ・インパクトは、各 産業ループ内の企業間における売上高当たり炭素排出量の格差と定義づけられています(図表 2 を参照)。高イン パクト産業グループ (エネルギー、素材、運輸、食品・飲料・タバコ、および公益事業)に属する企業は、炭素 ウェイト調整がより大きくなります。